三人の天使

mitchy

2012年01月25日 22:44



ペイフォワードのような素敵なお話なのでシェアさせて戴きたく…

mixiのコミュより転載致しますネ(^O^)/

長文ですが…
興味のある方はご一読くださいませ

 
画像は…Iさんより戴きました

以下…転載です

「優しさの連鎖」について、ステキなお話があります(作者はそっぺさん)


 『三人の天使』

 あるところに1人の少女がいました。

 少女はちいさな手に、きれいな愛らしい花を3本持っていました。

 これからおばあちゃんのお見舞いに行くために
 途中のお花畑で摘んできたのです。


 おばあちゃんのお家についた少女は

 「おばあちゃん、いつもわたしに優しくしてくれてありがとう。
  これ、おばあちゃんにプレゼントよ。」

 と持ってきたお花を花瓶に入れて、おばあちゃんの枕元におきました。

 おばあちゃんは少女に言いました。


 「いいかい、おばあちゃんがこれから言うことをよく聞いて、その通りにするんだよ。」


 「うん、わかったわ、おばあちゃん。どういうお話なの?早く聞かせて。」


 「おまえはいつもおばあちゃんにお花を持って来てくれるこころの優しい子だね。」


 「うん、だっておばあちゃんがいつもわたしに優しくしてくれるから、
  わたしもおばあちゃんに優しくしたいのよ。」


 「そうかい、おばあちゃんはおまえのような孫をもってとてもうれしいよ。
  そんな優しいおまえに言っておきたいことがあるんだよ。

 人に優しくされたら、優しくしてくれた人にだけ優しさを返すんじゃないよ。
 優しくされたらその優しさを別の3人の人に返しなさい。」


 「どうして?おばあちゃん。
  どうして優しくしてくれた人とはべつの人に優しさを返すの?」


 「いいかい、優しくしてくれた人だけに返そうとして
  もしもその人がいなくなったらどうする?

  返す相手がいないんじゃ、優しささんが寂しがるだろ。
  だから、別の3人におまえのもらった優しさを返すんだよ。」


 「ふ~ん、よくわからないけど・・・
  どうして3人なの?おばあちゃん。」


 「それはね、【3】というのは魔法の数だからだよ。
  おまえが3人のひとに優しくすると
  三人の天使が目を覚まして
  奇跡を起こしてくれるんだよ。」


 「なんだかおとぎ話みたいね。わかったわ、よくおぼえとくわ。
  ありがとう、おばあちゃん。わたし、そろそろお家に帰るね。 」


 「そうだね、もうお家に帰る時間だね 。
  気をつけてお帰り。
  今の話を忘れてはいけないよ 。」


 「わかってるわ、おばあちゃん。」


 「じゃあ、最後におまえを抱きしめさせておくれ。」


 「うん」


 「気持ちいいね、おばあちゃん。」


 「気持ちいいよ・・・」



 次の日・・・

 少女がいつものようにお花畑でお花を摘んで
 おばあちゃんのお家にお見舞いにいくと

 おばあちゃんは・・・もう・・・この世界にはいなくなっていました。


 少女はきのうのおばあちゃんの言葉を思い出しました。
 そして、手に持った3本のお花を
 帰り道に出会った3人の知らない人に
 少女の優しさを添えて渡しました。

 優しさの花をもらった3人の人はとても嬉しくて
 自分も同じことをしようと
 次の日に3人の人に優しさの花をあげました。

 3人がそれぞれ3人にあげたので
 優しさの花をもらった人は9人になりました。

 3日目、その9人が同じように優しさの花を
 それぞれ3人の人にあげたので
 優しさの花をもらったひとは27人になりました。

 4日目には27人がそれぞれ3人にあげたので
 優しさの花をもらった人は81人になりました。

 5日目には243人

 6日目には729人

 7日目には2187人になりました。

 毎日、優しさの花をもらった人が
 3人の人に優しさの花をあげる。

 この行為をくりかえしていると・・・

 10日目には59,049人

 14日目には4、782,969人

 20日目には34億8千678万4401人

 21日目には104億6035万3203人

 と、もう、地球上の人々よりはるかに多い数になっていました。

 たった1人のちいさな少女が
 たったひとりのおばあちゃんに最後に言われたことばを信じて
 三人の人に優しさをわけた。

 それがわずか21日で
 世界中のすべての人に優しさが行きわたった。

 

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